曇りガラス
昨日の夜、そして今日、雪が降った。
またこの季節がやってきた。
子供の頃は、雪が降ると楽しくてしょうがなかった。
大人になってからも、独身の時は、空から無限に降ってくる雪を見上げると不思議なような暖かいような気分になったり、ワム!のラストクリスマスや山達のクリスマスイブなんか街に流れると、なんか胸が苦しくなり人恋しくなったりした。
今は....
自宅の雪かき、通勤が辛いなど、あまり良い感じを受けなくなってしまった....
寒くなると、駅で電車に乗ったり、外から建物の中に入ったり、ラーメンを食べたりするとメガネが曇って視界が真っ白になる。
コンタクトレンズをしていた時は楽だったが、そのコンタクトレンズもどこかへ行ってしまった。
メガネのガラスが曇るのはいい感じはしない。
でも、メガネを取った時のぼやけた視界は結構好きだったりする。
ぼやけた世界は、スローな世界。
ぼやけた世界は、汚いもの、惨いものが見えない。
寝る寸前の時だけ、現実から夢へ行く間の世界。
この2つは似ているかもしれない。
でもやっぱり、曇ったメガネは嫌だ。