Zaurus 用動画

通勤や弁当・待ち時間などで欠かせない Zaurus での動画視聴。
余り動画の品質にはこだわらない方なのだが、いろいろと要望はある。
 
ファイル容量を抑えながら、画質はなるべく綺麗な方が良い。
音声はモノラルよりステレオの方が良い。
Canopus MTV1200FX の X-Transcoder や DIGA の SD-VIDEO だと、音声が G.726 なのでモノラルだ。
ニュースなんかを見るならそれでも良いが、ドラマや映画を見るときは感動も半分になる。
 
ということで、現状では Windows Media Encoder と WMEL を使用して動画をエンコードしているが、。
Windows Media Encoder でエンコードした動画を Movie Player で見るとき、コマーシャルを飛ばす時などにスライダーや矢印キーでスキップさせると再生エラーになるときがある。
そうなるとその付近では再生出来なくなってしまい、1〜2分ほど前後の時間にずらして再生しないといけない。
これは不便。
SHARP MT-AV1Windows Media Encoder と同じ ISO MPEG-4 Video V1 + MP3 なのだが、スキップ時の不具合は無い。
真空波動研で調べて分かる違いは MP3 のエンコードコーデックくらいだ。
と言うことで、Windows Media Encoder で MP3 をエンコードしなかったらスキップトラブルが解消されるかもしれないと考えてやってみた。
Canopus MTV1200FX 標準設定であるプログラムストリームではなく、ビデオ+オーディオ録画に切り替えて、MPEG2 ビデオと WAV 音声で別々のファイルに録画。
MPEG2 ビデオを Windows Media Encoder で ISO MPEG-4 Video V1 形式にエンコード
WAV 音声を、午後のこ〜だで MP3 形式にエンコード
ここまでは良いが、WMV と MP3 を結合する方法が見つからない....。
 
結合する方法をいろいろ調べているうちに、ffmpeg という動画エンコードフリーソフトウェアに行き着く。
これを使えば、MPEG4+MP3 にエンコードできるそうだ。
画質は Windows Media Encoder より悪いという情報もあったが、とりあえず試してみる。
 
ffmpegUNIX 系で多く使われるソフトウェアなので、配布はソースファイルとなる。
Windows 用バイナリを使用するにはフリーソフトウェア携帯動画変換君に同梱されている ffmpeg を利用するのが手っ取り早い。
ビットレートやフレームレートを設定し、いろいろと試してみる。
その結果、ffmpeg を使用してエンコードした動画には、致命的な欠陥があることが分かった。
スキップトラブルは起こらないのだが、ファイル容量が大きくなる(動画の時間が長くなる)と、再生開始やスキップ時に、動画が表示されるまでかなりの時間がかかるのだ。
これでは使えない。
 
また、DivX 形式+Zaurus 用 Kino2 も試してみる。
Kino2 では音量の調整が簡単に出来ないのと、フルスクリーンと標準画面の切替も簡単に出来ない。
同じ位のファイル容量にすると、Windows Media Encoder よりも DivX の方が、明らかに画質が悪い。
 
結局、Windows Media Encoder を使用して ISO MPEG-4 Video V1 + MP3 形式にエンコードするのが一番良いという結果となり、振り出しに戻った。