手紙の海外旅行

朝、今日も快晴。外に出ると、雪が10cm近く積もっていた。昨晩寝る前までは雪が降っていなかったが、明け方近くに降ったのだろうな。
札幌駅に着くと吹雪になったが、空は次第に回復して、夜家に帰る頃には月と星が輝いていた。
今朝、嫁さんがカナダの友達へ出したエアメールが、転居先不明で戻ってきた。年末の12月31日に出した、年賀状エアメール。約50日の海外旅行だ。
江別市の郵便局から運ばれ、成田空港に行き、飛行機に乗って太平洋を横断、カナダの町の郵便局まで行って、また飛行機に乗って、我が家に帰ってきたのだ。私が知らない異国の地を、複数の国の、郵便関係の人達の手に触れられながら、この手紙は旅をして来たのだなぁ...。ちょっと感慨深い。
電子メールだと、人の手を介さずに、銅線や光ケーブルを伝って、あっという間に届いてしまうが、手紙は必ず人の手に触れられながら、ゆっくりと運ばれていく。なんか、暖かいな、手紙って。
民営化だとか局の廃止だとかいろいろあるけれど、この暖かい紙の旅行は大切にして欲しいものだ。