私の中の悪魔

朝、曇り。しばらくして雪が降ってきた。
でも少し気温が高く、路面はビシャビシャだ。これくらいの気温なら、外でタバコを吸っても凍えることは無く快適だ...って、これを快適と思ってしまうようになってしまった。
人間は適用力があるなぁ...。


夕方、今日は体育館で野球の練習日だ。複数のコーチが指導をしている予定。俺も行きたいなぁ...。
と、メールが入ってくる。練習終了後に間に合うなら、温泉に...。
あぁ...楽しそうだ...行きたいなぁ...。
しかし、先々週に北湯沢温泉に行った後、しばらく腰が辛かった...今週末は大切な総会もあるし、今回は遠慮しておこう...。
家に帰ると、またお誘いの電話。私じゃなくて、そらにお誘いの電話だった。
聞いた瞬間、そらは即決!行く!
となると、親が行かないわけにはいかないよなぁ...しょうがないよなぁ...。
「そうそう、しょうがないんだよ。決して自分が楽しみたいためじゃないんだから。」
と、私の中の、気のいい悪魔がささやくのであった。
夕食を食べてから、「みぃたんも行きたい!」とベソかくみぃたんをなだめ、そらと一緒にルンルン気分で北村温泉に出かける。
やっぱり温泉はいいなぁ。ちょっと腰が重くなった感じがするけど...うん、気のせいだ。
「そうそう、気のせいだ」
と、私の中の、気のいい悪魔がささやくのであった。
温泉から帰り、子供たちはそれぞれの家に行き、オヤジーズはまた集う。
「そうそう、コミュニケーションは大切だ」
と、私の中の、気のいい悪魔がささやくのであった。
人間は、天使と悪魔、自分の中に両方いるからバランスが取れているんだよね。
「そうそう...」