タイムトラベル

朝、空は晴れているが、辺りには霧が漂っている。
AFSの高校留学だが、この春の受入れが中止になったそうだ。
とても残念だけれども、地震津波の災害だけでなく、原子力発電所が爆発を繰り返し、在留外国人が緊急帰国している状況では、もっともな対応だろうな。
ホストファミリーになるのが夢の一つだった嫁さんは、がっかりしていた。
でも、原発が落ち着けば、初夏に受け入れる事ができるかもしれない...。


夜、受け入れるはずだったハンガリーの子の街を、Google マップで散策してみる。
写真も見れて、どのような街かがすぐに分かる。素晴らしいなぁ。
とても落ち着いていて、きれいな町並みだ。
嫁さんも呼んで、一緒に風景を眺めて楽しむのであった。


ふと、嫁さんがつぶやいた。
「昔、留学したアメリカは見れるかな」
アメリカならストリートビューで見れる。
早速住所を検索してみてみると...あった!
嫁さんが留学していた時に受け入れてくれたホストファミリーの家があった!
あまりにも懐かしくて、思わず涙ぐむ嫁さん...。
今は、その家族はそこに住んでいないのだが、家はそのまま残っているようだ。
そのままストリートビューで、その街を一緒に歩いてみるのであった。
ちょっとしたタイムトラベル。