豪雨と水害と自然と

「すごい雨だったんだから!ビデオを見て!」。
嫁さんが言うので、勤務先の札幌中心部では雨は降ってなかったんだけどなぁと思いながらDVカメラを赤外線でテレビに転送して再生してみる。
おぉ!すごい!
庭がプールのようになり、芝生が見えなくなっている!
簡易ウッドデッキが、港の桟橋のようだ!
短時間に庭全体の排水量を超えた大量の雨が降ったから溢れていたのだ。
雨が止んだあと、玄関のアプローチや外構の土留めから水が噴き出している映像もある。
一応暗渠も作ってあり、今までこんなことは無かった。
すごい雨だったんだなぁ。
幸い、雨が止んで1時間位で無事に排水されたようだ。
 
ここは、昭和50年代に2度の大水害があった地域。
ここ数年、各地で集中豪雨などによる水害が起こっている事もあり、大量の雨は少し怖い。
自然保護などの理由により「千歳川放水路計画」などが中止になるのは賛成なのだが、水害地域の住民としては水害対策が無いと不安でもある。
そんな事を考えていると、昔の実家が鉄砲水に遭ったときの話を思い出した。
小学6年生の時に自宅周りで鉄砲水が起こり、そのとき兄以外は皆気仙沼に泊まりで海水浴に行っていた。鉄砲水の怖さは体験していないので分からないが、数年後に山奥でしか見られないカタクリやその他の植物が芽生えたという話。
鉄砲水や河川の氾濫で繁殖する植物もいる。
人間の居住地の安全性確保と、生態系の維持や自然保護という問題は、なかなか両立するのが難しい問題だ。
未来には両立を可能とするような方法が出てくるのだろうか...。
もしかしたら、人間が生活する限り自然は破壊されて続けるのだろうか...。
人間や人工物も、大きな意味では自然の中の一部なのだから、自然という言葉の範囲はどこまでなのだろうか...。
そんなとりとめの無い事をうだうだ考えてしまう。
 
嫁さんが一言。
「ちょっと怖かったけど、いろんな方向から大量の雨に洗われから、壁がキレイになった♪」
ちゃんちゃん♪
 
前向きな意見ありがとう。なんかホッとした。
 

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