サンタさんが来た日

「おかあさん、起きてよ!5時だよ!」
まだ暗い部屋の中、そらの声で目を覚ます。おぉ!ちゃんと5時に起きたんだ。すぐに1階に下りてビデオカメラのスイッチを入れる。そらとみぃたんも後から続いてやってきて「あ!あったあったぁ!!」と歓声を上げる。それぞれプレゼントの包装紙を開けて、また歓声。それを見て笑顔が止まらない。これが親の醍醐味だなぁ。
みぃたんはおもちゃのケーキセットを広げて、ケーキ屋さんになる。そらはすぐに「ニンテンドーDS Lite」の電源を入れようとするが、ちょっとそれを制止して本体&液晶保護シートを貼ってあげる。いきなり傷ついたらかわいそうだからね。今日はクリスマスだから、いつもの時間制限は失くし、学校へ行く時間までは「ポケットモンスターダイアモンド」を堪能させてあげた。
7時前、学校へ行く準備の時間。そらはテキパキと準備して朝食を食べ、私が準備を終えるのを待つくらい余裕だった。いつもこうだったら毎日の嫁さんの雷も落ちないんだけどなぁ。
二人で外に出ると、雲の合間に青空が覗く明るい朝。今日の朝の会話は当然ポケモンの話題。満面の笑みで充実した顔をしている。よかったねぇ。
いつもより2時間も早く起きたせいか、仕事中もあくびが止まらない。眠い...。仕事帰りに大丸に寄って、明日からそらをジャパンまで送迎してくれる人達へのお礼のロイズの生チョコと嫁さんへのクリスマスプレゼントの花のアレンジメントを買って帰る。
家に戻ってみると、みぃたんはもはや寝ていた。今日は小学校の終業式後にそらの同級生達とのクリスマスパーティがあり、いつもより3時間近くも早く起きて午前中から友達と遊び続けていたみぃたんは力尽きたんだなぁ。
着替えてあーちゃん宅で夕食を食べると、みぃたんが泣きながら入ってきた。目を開けてみたら、誰も家にいないことに気づいて大泣きし、泣きながらパジャマの上にジャンバーを着て長靴を履き、鍵を開けて重い扉を開いて歩いてきたらしい。怖かっただろうなぁ。大丈夫だよ、みぃたんを一人残して遠くにはいかないからね。それでもちゃんとジャンパーを着て来たのはえらいね。
まだヒックヒックしているみぃたんを寝かしつけている間、嫁さんは明日からのスキー教室のために、そらにスキー靴の履き方やスキーの装着方法などを教えていた。
今年はじぃちゃんとの別れがあり、かなり辛い一年だった。でも今年もサンタさんが家にやってきて子供たちへプレゼントをくれ、私たちには喜びをくれた。
ありがとう、サンタさん。