雪山

朝、雲は多いが晴れている。
家の玄関の前に小さなバケツくらいの雪山が残っていた。
冬の間、雪が玄関の三角屋根状の庇から落ちて人の背丈位まで積もって氷並に硬くなっていた雪山が、今はこんなに小さくなってしまっている。
(今日にも消えてしまうんだろうな)と思っていたら、夜に帰ってきたときには雪玉くらいの大きさになって残っていた。
化粧砂利の上に、ちょこんと残った雪山。手のひらに乗りそうなくらい小さく、かわいらしく感じた。