優勝パレード

朝、雲の隙間から、太陽の光が差し込んでいる。気温もそんなに低くない。パレード日和。
一応、少し厚着をして、そらはホッカイロを装備してから家を出る。れいとれいのお姉ちゃん、お父さんと駅で待ち合わせをして、5人で札幌へ向かう電車に乗り込んだ。
札幌駅周辺は、もはや人混み状態。これは休日だからなのか、ファイターズの優勝パレードだからなのか...皆大通公園に向かっているから、パレードだからなのだろう。
家にいる嫁さんからの情報で、大通り公園付近の方が人が少ないということで、早速大通りに向かって陣取る。
待つこと40分。ようやくパレードが始めるという時、ずっと並んで待っていた人を掻き分け、一人の50代後半くらいのおじさんが割り込んでくる。あまりにも酷い態度にちょっとムカついて文句を言い、言い訳して聞き分けないので、体を使ってブロック。子供も何十分も並んで待っているのに、本当に恥ずかしい男だ。
そんな嫌な思いも、パレードがやってきたら吹っ飛び、赤や青、金や銀の紙吹雪が舞い落ちる中、子供達を2人同時に抱っこしたりして声援を送る。

ヒルマンかんとく〜、信じてましたぁ〜!かねこ〜よくやった〜!

ひちょり〜!

びぃびぃ〜!いいやま〜!

いなだぁ!かねむらぁ!つるおかぁ!くどぉぉ!

おねぇちゃぁ〜ん!(ぉぃ)
パレードの一団は大通公園を過ぎていった。れいの父さんと目配せをして、いそいでススキノに歩き出す。
ススキノも人・人・人で埋まっている。今度は私でも背伸びしないと見ることは出来ない状態。そらを抱っこしても見れないだろう。ということで、そらを肩車し、そらにデジカメを託す。
しかし、ここでも後から来たのに割り込んでくる人々。ほとんどが50後半くらいのおじさんやおばさん。うーむ、この世代にはマナーというものが無いのか....。

そして、また来た!ヒルマンかんとく!かねこ!

ひちょり!けんすけ!しんじ!

たてやま!つぼい!

くどう!いいやま!

かねむら!阪神行ってもがんばれ〜!
熱狂のうち、パレードは終了。良かったなぁ。来年も見たいけど...厳しいだろうなぁ。
そろそろお腹が空いて来たので、ポールタウンを歩いて大通のマックに向かう...と、お兄さんに声をかけられた。新聞の記者らしく、パレードの感想を聞いてきた。そらは嬉しそうに答える。
記者「誰を見れてうれしかった?」
そら「ひちょりと工藤」
記者「野球やってるの?どこのポジション?」
そら「セカンドかショート」
おれ「補欠といいなさい...」
記者「何歳?」
そら「8歳、2年生」
どこの記者なのか聞いてみると、読売新聞だった。うーむ、宿敵読売か...。
オーロラタウンのマックに行ってみると...めちゃ混み。かなり疲れていたので、札幌駅近郊は多少空いているだろうと思い、タクシーで移動。しかしここでも混んでいた...。やっぱ、昼時だ。しかもパレードで集まってきた人々が沢山居るから混むのは当然だよなぁ....。
結局1時間半も待って、ようやくカプリチョーザで昼飯にありつけた。グッタリ。
さて、今日はお休みだったが、明日は練習だ。気合を入れてがんばろうね。
それと、コンビニには読売の夕刊は売ってなかったから、明日の朝刊は買わないとね。(ボツかもしれないけどね...)