東京ラーメン探訪 その1

朝、雨。
8時間位眠っているというのに、まだ体はだるい...。
肉体ではなく、精神的に疲れているのかな。
今日もまた満員電車か...と思いながら、折り畳みカサを差して駅に向かう。
む...どうやら少し電車が遅れ気味のようだ。
となると....ぐわ〜!
駅に停車するたびに、無理やり乗り込んでくる乗客。
駅員が叫ぶ。「もう少し中へお進みくださ〜い」
おい...中もギューギュー詰で、進めるスペースなんぞ無いぞ!
しかし、どんどん乗客は車内へ入ってきて、中にいる人間はさらに押しつぶされていくのであった。
いつもの満員電車は、周りの人の体温や肉厚を感じる程度であるが、今日は骨同士がぶつかるような感じの密着具合。
ポールを握り自分の体を支えるだけで、腕立て伏せ50回を3セットやった位の疲れ方...電車を降りたときには、もう一日のほとんどの体力が...。


仕事帰り、すでに体力もやる気も何もない。
もう20時か...これから部屋に帰っても、夕食を考える気力はないな...。
ということで、後輩から聞いた近場のラーメン屋さんに行ってみることにした。


さぁ、東京に転勤してきてから、初めて食べるラーメン屋さん。
第一号は、会社から徒歩5分以内で、八丁堀駅新富町駅の間にある「掃部介(かもんのすけ)」。

昔懐かし系の東京の中華そば屋さんらしい。
メニューは少なく、ラーメン、ねぎらーめん、もやしラーメン、ピリ辛みそラーメン、大辛ラーメン、つけめん(醤油等)という感じ。
初めてのラーメン屋さんに入った時は、必ずメニューの一番上にあるラーメンを頼むのが私流。
一番上というのは、その店で最もスタンダードで自信があるものだろうからね。
ということで、「ラーメン」とライスを頼んだのであった。
さぁ、来ました「ラーメン」

見た目も昔ながらの中華そばだね。
味も...うん、昔ながらの中華そばだ!
麺はちょっと太めのちぢれ麺。
スープもまったくクセが無くて食べやすく、とても懐かしく、ほっこりと暖かい気持ちになる味だ。
他の店に比べてめちゃくちゃ美味しい!というわけではないけれど、また食べに来たくなるラーメンでした。